フィフィ            1976年Egypt生まれ            趣味:占い、執筆            特技:アフレコ、ナレーション            所属事務所:プラチカ


by fifi2121

~終戦記念日に想う事

昔、沖縄の曲と関わる仕事をさせて頂いた際、沖縄に訪れた事があります。
しばらく沖縄関連の仕事をするわけですから、沖縄を知っておきたい思いがあり、沖縄=美しい海ですが、私はあえて沖縄の歴史が知りたくてひめゆりに足を運びました。その大きな理由に沖縄の曲のほとんどが泣きの歌(哭きうた)であったことに驚かされたからです。沖縄と言えば『ハイサイおじさん』等、明るイメージを連想していたのですが、沖縄には多くの戦争を綴った曲が歌い継がれています。
 ひめゆりのことは漠然とした知識を持っていましたが、実際現地に行くと多くの資料を目にして想像以上の感情がこみ上げてきて悔しさのあまり全身に鳥肌が立ちました。特にひめゆり学園の生徒の写真が四方の壁いっぱいに貼られた部屋では無意識に涙が零れ落ちました。
 私はただ過去の戦争を恨んだのではなく、その頃 アフガニスタンへの攻撃が連日ニュースで報道されていただけに、このひめゆりの記念館が多くの犠牲の上に創られ戦争の悲惨さを訴えているにも関わらず、なおも殺戮が繰り返される虚しさを悔やんだのです。
 今日は終戦記念と言う事で、テレビでいくつかの戦争をテーマにした番組が紹介されると思いますが、私は今朝アニメで沖縄から出航した対馬丸が三発の魚雷を受け炎上、1661人に及ぶ多くの民間人を乗せて沈んでいった話を知りました。無くなった多くが子供達でした。私の隣で無邪気に遊ぶ我が子を見ていると死んでいった子供達が重なって見えて涙がとめどなく流れていきます。
 私は沖縄に行ったにも関わらず対馬丸のことを知らなかったんです。戦争で無くなった多くの人々を追悼したり、平和を訴えるセレモニーが各地で行われるとは思いますが、それ以前にやらなければならない事があるような気がします。まだ今に生きる私たちが知らない歴史が沢山ある。私はそれを知らなければならい。そして次の世代に伝えなければならない。また、日本は唯一の被爆国です。今この最中にも海の向こうで行われてる殺戮行為に対して強く抗議できる立場にあると思う。もっと戦争の愚かさを世界に訴え、戦争の勃発を防ぐ為に重要な役割を果たして欲しい。
 それぞれの国の立場や、国際社会の構造上、『平和』という言葉が言葉に過ぎず、それらが実行されずお飾りのように使われる現状も良く理解できる。でも平和と感じているようで、実はいつもどこかで人々が虐げられ平和など実感されない世界が存在しているのだ。日本は戦争を経験して平和になったと言う人もいるが、私は『平和』と言う言葉で考えるべきことの多くを覆い隠しているように感じてならないのだ。果たして日本は本当に平和なのか?多くの課題を抱えてるはずなのに、深く考えていく機会を忘れさせられているのではないか?今の日本の外交にしてもいつ何時戦争が勃発してもおかしくない状態を放置しているのではないか?
 私の考えがたとえ"理想論"であってもいい。多くの人が同じように今の日本のあり方や現在起きている各国の争いに疑問を持ち、これ以上の犠牲を増やさない為にも、それに対して断固として非難する姿勢を持ってくれたらと思う。人間の醜い行為で犠牲になった多くの人々への追悼はそこから始まるのではないだろうか。
[PR]
by fifi2121 | 2006-08-15 11:10